「インターンシップ正課授業 動画制作プロジェクト報告会」を開催しました
岐阜協立大学では、7月15日(火)に「学生による動画制作プロジェクト報告会」を開催しました。これは本学のインターンシップ正課授業の一環として実施された取り組みで、受講する95名の学生が企業現場を直接訪問し、インタビュー動画制作を通じて企業理解を深める画期的なプログラムです。
プロジェクト概要
本プロジェクトは、夏休み中のインターンシップ参加に向けた準備として実施されました。95名の受講学生(2年生・3年生)がチームに分かれ、大垣西濃信用金庫、海津市役所、西濃運輸株式会社、日本耐酸壜工業株式会社、矢橋ホールディングス株式会社、株式会社大光、株式会社デリカスイト、株式会社市川工務店、安田電気暖房株式会社を取材しました。
学生たちは7月2日に企業を訪問し、3~5分程度の動画を制作。限られた時間の中で、社内の様子、事業内容、社員インタビュー、注目商品の紹介など、各チームの視点で企業の魅力を表現しました。
学生の学びと成果
報告会では、学生たちから多くの気づきが共有されました。「人手不足の課題に対してドローン活用など様々な手段で対策を進めていることが分かった」、「取材に行く前は個人的に堅いイメージしかなかったが、実際は思った以上に和気あいあいとした職場だった」など、実際の企業現場に触れることで得られた生の声が印象的でした。また、「地元の企業は、自分たちが生活する中でお世話になっているような、身近なものに関わっていることが分かった」といった地域企業への理解の深まりも見られました。
企業・地域からの高い評価
報告会では、受入企業の人事担当者から直接フィードバックをいただき、「事業内容だけでなく、様々な地域貢献を紹介してもらえて良かった」など、プロの視点からも高く評価されました。
また、当日は多くの企業・団体関係者が見学に訪れ、この新しい取り組みへの関心の高さが伺えました。見学者からは「テロップが入っているのはとても見やすかった」、「部署間、職員間の横のつながりもよく捉えられていた」といった具体的な評価もいただいています。
教育効果と今後の展望
科目を担当する篠田知之教授(キャリア支援部長・経営学部)は、「企業に訪問し取材をするのは、ほとんどの学生にとって初めての経験。一歩を踏み出すことの大切さを学び、大きく成長できた」と評価しており、産官学連携による新しいキャリア教育の事例として紹介しました。
中日新聞 2025年7月18日 掲載
本学では今後も地域に有為な人材、地域に貢献できる人材の育成・輩出に取り組み、このような実践的なキャリア教育プログラムを継続・発展させていく予定です。