著書紹介
2023年10月20日 現在
図書名・出版社 | 内容 | |
---|---|---|
髙木 博史 教授(編著)『いま、ソーシャルワークに問う 現代社会と実践/理論・養成教育/当事者運動』 生活書院 2023年10月 |
本書は、日本におけるソーシャルワークの現状に対して、現代社会と実践のあり方、理論と養成教育、そして当事者運動といった視点から改めて見つめなおし、与えられた制度の枠内で社会資源と結び付けていくだけの「ソーシャルワーク」ではなく、社会に働きかけて社会変革を実現していくためのソーシャルワークのあり方を模索する問題提起の書である。 | |
所 吉彦 教授(分担執筆)『リテールマーケティング入門』 白桃書房 2023年4月 |
本書は、リテールマーケティングの基本的な用語や理論を学ぶためにはもちろん、流通や小売分野における唯一の公的資格である日本商工会議所主催「リテールマーケティング(販売士)検定」2級・3級の出題範囲の内容もカバーしたリテールマーケティングの教科書である。 | |
勝田 美穂 教授『教育政策の形成過程-官邸主導体制の帰結2000~2022年-』 法律文化社 2023年3月 |
本書は、2000年代以降、教育政策の領域での新たな制度構築や変更の動向を、首相官邸、政党、文部科学省等、主として中央政府におけるアクター、機関に焦点を当て、官邸主導体制により、教育政策形成過程にどのような変化が生じたのかを明らかにする1冊である。 | |
竹内 治彦 教授(共著)『トヨタ生産方式によるカイゼンリーダー ~シン・カイゼンが育む地域経済社会~』 ブイツーソリューション 2023年2月 |
トヨタ生産方式が、会社と地域を強くて優しい未来に変えていく−。本書は、岐阜協立大学大学院に開設された「トヨタ生産方式とカイゼンリーダー養成プログラム」の内容と、大学教育でそれを進める背景を紹介する1冊である。 | |
髙木 博史 教授(分担執筆)『貧困に対する支援』 ミネルヴァ書房 2022年5月 |
2021年に改訂された社会福祉士養成カリキュラムに位置づけられている科目である「貧困に対する支援」に対応するテキストであるが、「貧困とは何か」、「生活保護」、「低所得者支援のあり方」などについて、理念や制度の歴史的展開、専門職の役割、そして今後の展望についてシンプルかつコンパクトに述べられている。 | |
身近な社会問題の見方・考え方研究会(本学経済学部教員有志)『身近な社会問題の見方・考え方 政策・福祉・経済・まちづくりの視点から』 三恵社 2022年4月 |
本書は、本学経済学部の教員が中心となり、大学の初学者(1・2年生等)を対象に、政策学・福祉学・経済学・まちづくり学といった分野を切り口に、大学での学びの手法、問題の考え方、捉え方、分析や調査の手法等についての基本的事項や概要がまとめられ、大学での学びのスタートアップや高度な専門分野へのスムースな導入の一助となることを目的としている。 | |
稲垣 慶成 名誉教授『日独自動車工業経営史』 ふくろう出版 2020年10月 |
本書は、日独の自動車工業発展の推進力となった経営的諸要因を、ダイムラー社、オペル社、フォルクスワーゲン社および日本のトラックメーカーのような個別企業の経営史を辿ることによって明らかにしたものである。 | |
古口 博之 教授(分担執筆)『私の好きなエミリ・ディキンスンの詩2』 金星堂 2020年6月 |
本書は、日本エミリ・ディキンスン協会の会員が協同執筆したもので、前編が昨年発表され、今回の編著が二冊目となる。ディキンスンの詩の全訳は数冊世に出ているが、この本では各共著者が独自に翻訳をつけて、詩の分析と鑑賞を行っている。独自の視点からの詩の味読が興味深く、研究だけでなく物語としても読める。 | |
藤岡 恭子 教授『ジェームズ・カマーの学校開発プログラム研究-米国都市における貧困家庭の子どもの学習支援の取り組み-』 風間書房 2020年2月 |
本書は、令和元年度日本学術振興会科学研究費補助金「研究成果公開促進費(学術図書)」の交付を受けて出版された。筆者の博士論文(2014年)に加筆・修正したものである。ジェームズ・カマー(James P. Comer、イェール大学)の「学校開発プログラム」における今日に至る50年間の長期的・持続的な実践過程を探究し、現地訪問調査により今日的実践を検討した。本プログラムでは、子どもの「経験」の質を向上させる「学校風土」の改善がめざされており、1)貧困・差別・障害などのさまざまな生活上の問題に、多職種専門職が協働する問題解決的アプローチ、2)教職員の「専門職の学習コミュニティ」開発、3)学区全体の保護者・地域住民の対話集会と、それを促進する教育行政の専門的指導助言など、日本の学校改善においても示唆に富む内容を描写している。 | |
髙橋 正紀 教授(分担執筆)『スポーツマンシップ論』 晃洋書房 2019年8月 |
スポーツマンシップは、スポーツの世界にとどまるものではない。相手を思いやり、助け合う心を育み、人生を豊かにするものである。本書では、いじめ、体罰、暴力、パワハラなどの問題が多発する今こそ求められるスポーツマンシップの意味や可能性、教育方法などについて多角的に解説。スポーツだけではなく、人間的にも成長するために必読の1冊。 | |
河合 晋 准教授(分担執筆)『病院管理学』 同友館 2019年5月 |
本書は、東海病院管理学研究会の50周年を記念して編纂されたものである。参加した著者は東海病院管理学研究会のメンバーで、かつ多くは大学あるいは大学病院でマネジメントの教育、または実際にマネジメントに携わっている方たちである。内容は大学で病院管理学を学ぼうとする学生に対するものであり、分かりやすさをモットーに執筆されているが、もちろん病院でマネジメント業務に関係している方にとっても役立つ一冊である。 | |
河合 晋 准教授(分担執筆)『よくわかる社会人の基礎知識~マナー・文書・仕事のキホン~』 ぎょうせい 2019年4月 |
本書は、社会人としての基礎力を養うために、できるだけ多くのことを学べるよう、2部構成となっている。第Ⅰ部は、「職場のコミュニケーションとビジネスマナー」、良い人間関係を築くための基本スキルであり、第Ⅱ部は、「仕事の仕方とビジネス文書」、日々の仕事をする上で必要な知識である。どのような職業にも活用できるスキルを、分かりやすく、学びやすく、学んで良かったと思えるように工夫された一冊である。 | |
河合 晋 准教授(分担執筆)『地域が求める人材』 唯学書房 2019年3月 |
本書は、愛知東邦大学地域創造研究叢書No.31として発行された。第Ⅰ部「地域が求める人材の探求」と、第Ⅱ部「地域を担う若者を育てる」で構成される。地域を舞台に都市集中型モデルから地域分散型モデルへの社会の転換が希求されている今日、これまでにない地域づくりの鍵は、ひとえに地域をイノベーションする人材の養成にかかっている。本書は、その肝心な、いわゆるリージョナル・イノベーター養成に応える試みに特出しており意義深い。 | |
森 誠一 教授(分担執筆)The Water-Energy-Food Nexus: Human-Environmental Security in the Asia-Pacific Ring of Fire (Global Environmental Studies) Springer出版 2018年4月 |
本書は、世界が直面している最も重要かつ基本的な地球環境問題の一つとして、水とエネルギーの関係を主題としている。気候や社会の変化は、水、エネルギー、食糧資源への圧力を強めている。水はこのクラスターの中心的な側面であるため、本書はエネルギーと食糧の生産/消費の間の水資源の本質的なトレードオフに焦点を当て、政策を作成するための学際的アプローチを提示している。さらに、この本は、ステークホルダーとのネクサス問題に対処するための実践的な内容と学際的なアプローチに基づき、政策立案者や規制管理者にとっても重要な情報を提供し、また学部および大学院レベルの持続可能性科学コースの教科書として使用できるようになっている。筆者は、2011年に甚大な津波被害を受けた岩手県大槌町において、生態学的研究、復興まちづくり行政会議および学校教育の場などで継続的な地域活動を実施している。その成果の一環として13章を担当し、地域特性である湧水環境を活用した復興まちづくりを、科学的根拠を基軸にして具体的なシナリオをもって提示している。 | |
伊藤 嘉人 准教授(分担執筆)スポーツの主人公を育てる体育・保健の授業づくり-指導案の基本とプラン集- 学校体育研究同志会 2018年3月 |
体育は何を教える教科か。 本書は、この問いに答えるために刊行されました。読者として想定しているのは、これから教員になる学生、及び、現職で活躍している先生方です。第Ⅰ部では理論的な知識を、第Ⅱ部では実践的な知識についてまとめています。これらの知識を学び、自分の頭で、冒頭の問いに答えられるようにしたい(なってほしい)という期待をもって、本書は企画、刊行されました。 |
|
篠田 知之 准教授(分担執筆)スポーツマネジメント実践の現状と課題-東海地方の事例から- 三恵社 2018年3月 |
スポーツマネジメント実践に関する実務書として、スポーツ組織のマネジメント実践の基礎的資料として活用してほしい。 特に東海地方を中心とした実践フィールドにフォーカスし、考察している。 |
|
中西 大輔 准教授『グローバル競争と流通・マーケティング-流通の変容と新戦略の展開-』 ミネルヴァ書房 2018年1月 |
本書は、ミネルヴァ書房発刊の叢書「現代社会を読む経営学」(全15巻)の第9巻です。グローバル競争下の流通・マーケティングを分析対象としています。近年ではグローバル競争が激しく展開されるようになり、流通やマーケティングはかつてないほど大きく変化しています。本書では、グローバル競争によって資本の流通・マーケティングがどのように変容し、人々の消費生活にどのような影響を与えたかについて考察しています。 | |
伊藤 嘉人 准教授(分担執筆)対話でつくる教科外の体育 学校の体育・スポーツ活動を学び直す 学事出版 2017年10月 |
部活や運動会、組体操など「教科外体育」指導の基本書。本書では、学級活動・ホームルーム活動、学校行事、生徒会活動と関連づけた体育・スポーツ指導のことを「教科外体育」と名付け、その基本的な指導について解説する。 | |
森 誠一 教授(分担執筆)『日本の絶滅危惧動物がわかる本』 メイツ出版 2017年7月 |
日本に生息する希少でおもしろい生きもの!56種のくらし!詳しい特徴やデータ、分布、豆知識なども満載!どうして数が減ったの?今どんな生活をしているの?守るためにどんなことができるの?いろんなギモンもわかりやすく解説! | |
勝田 美穂 教授市民立法の研究 法律文化社 2017年2月 |
市民が立法過程に参画し実現した、児童虐待防止法、性同一性障害者特例法、発達障害者支援法、自殺対策基本法、風営法改正の5つの事例を検証、考察。学術上の論議も整理し、理論と実態から市民立法の意義と実現への要因を明らかにする。 | |
森 誠一 教授(共編著)淡水魚保全の挑戦: 水辺のにぎわいを取り戻す理念と実践 東海大学出版部 2016年12月 |
日本魚類学会市民公開講座での議論を基に、身近な生物多様性構成員である淡水魚の保全を積極的に進めていくための理論と実践をまとめる。様々な調査報告、研究、水辺環境の保全、保全活動の悩みなどの紹介は役立つに違いない。 | |
森 誠一 教授(共編著)ナマズの博覧誌 誠文堂新光社 2016年10月 |
自然科学、人文科学、社会科学の各分野における第一人者や気鋭の研究者、研究家、作家らがそれぞれの専門や独自の視点から「ナマズ」を縦横無尽に論じる稀代の一冊。 ヒトはナマズをどのように眺め、どのように接し、食べ、ときに畏れてきたのか、そしてヒトはナマズをどこまで解き明かしたのか。 ヒトとナマズの数千年にわたる関係史、文化誌のすべてを網羅。 |
|
中西 大輔 講師(共同執筆)インターネットは流通と社会をどう変えたか 中央経済社 2016年9月 |
インターネットと流通・マーケティングに関する著作は巷に溢れています。しかし、その多くは、「いかに利潤をあげるか」の解明を目的とし、その手法を展開しているに過ぎません。つまり、資本主義経済体制そのものへの問題意識を欠いたままに書かれています。そうした中で、本書は、現実のネット社会がもたらす「暗い面」と「明るい面」を踏まえながら、次なるネット社会の可能性を、流通経済論を通して分析しています。 | |
勝田 美穂 教授(共同執筆)講座 臨床政治学 第六巻『環境政治の展開』 志學社 2016年4月 |
私は第3章「環境問題と市民運動」を担当し、市民運動によって国や地方自治体は環境問題に対しどのような対応を取らざるを得なくなったのか、ということを書きました。高度経済成長期以降、今日に至る環境問題をめぐる市民運動の特徴を、事例をもとに分析し、地域における動向が国の政治にどのような影響を与えたのか明らかにしました。 | |
森 誠一 教授(共同執筆)フィールドから考える地球の未来(地域と研究者の対話) 図書出版 昭和堂 2016年4月 |
地域や環境の問題は、つねに多面的だ。3人の違う領域の研究者が同じフィールドにたつことで、立体的に地域の問題が見えてくる。 | |
森 誠一 教授(共同執筆)大槌発 未来へのグランドデザイン 図書出版 昭和堂 2016年3月 |
震災からの復興は、なにを大事にすべきなのか。壊滅的な打撃を受けた岩手県大槌町を震災前から調査していた研究者たちが、地元と築き上げてきた関係の中から、未来へのグランドデザインを描く。 | |
森 誠一 教授(共同執筆)「生態学が語る東日本大震災-自然界に何が起きたのか-」 文一総合出版 2016年3月 |
本書は、先の大震災が引き起した津波が沿岸生態系に与えた影響とその回復について、生態学者によって調査研究された成果をまとめ、広く普及するために刊行された。 その分担執筆として、森は「津波震災で誕生した大槌町イトヨの新集団とその保全」を寄稿した。数百年に一度という頻度で発生した大規模な撹乱について、震災前から調査活動をしている岩手県大槌町の湧水河川とそこに生息するイトヨにどのような影響を与え、かつどのように応答したのかを解説し、その保全が復興まちづくりに地域連携の中でいかに活用されているかを紹介している。 |
|
中西 大輔 専任講師(共同執筆)『基礎から学ぶ 流通の理論と政策 新版』 八千代出版 2016年2月 |
流通とは、購入する商品や買い物をする商店、そもそも買い物をすることなど、私たちの最も身近にある経済活動です。しかし、生活に密着しているために、理解している気になり見落としがちな現象もたくさんあります。本書は、流通を取り巻く急激な環境変化を織り込んで刊行された新版ですが、旧版と同じく内容やその解説をポイントだけに絞り込み、事例も直接密接に関連するものに限定して、「流通論の基礎の基礎」について学べるよう配慮しています。 | |
佐藤 八千子 教授(共同執筆)地方都市「消滅」を乗り越える! 中央法規 2016年2月 |
地方都市の抱える問題、地域の活性化に向けた解決策について、岐阜県山県市の市制を例に考える。 新しい地域福祉の意義や役割、それを推進する条件について整理し、市民と行政の協働と協創による福祉のあり方を提起。 日々の暮らしを豊かにするメカニズムを解き明かす。 |
|
中西 大輔 専任講師(共同執筆)『格差社会と現代流通』 同文舘出版 2015年10月 |
近年、「格差社会」を考察する研究成果が多くみられるようになりましたが、消費や流通に対する影響、さらにはその反作用などを取り上げた研究はあまりみられません。そうした中で、本書は、格差社会の実相を示し、そのもとでのマーケティングや消費の変容、流通チャネルや流通分野における労働の変容などを解明しています。さらに現代の地域社会が抱える多様な問題に対しても、流通という切り口からアプローチしています。 |