就職・キャリア

社会福祉士課程

地域の暮らしを支える「社会福祉士」

 社会福祉士は、「社会福祉士及び介護福祉士法」に基づく国家資格です。病気や障害あるいは貧困などによって、生活上に困難を抱えた人への相談援助や、地域生活の生活支援を専門的に行う人をソーシャルワーカーといいます。つまり、社会福祉士は、ソーシャルワーカーの国家資格なのです。 本学は、厚生労働省より社会福祉士養成課程が認可されており、経済学部公共政策学科で社会福祉士課程を選択履修し、必要な科目を修得して、さらに国家試験に合格すれば、社会福祉士資格を取得することができます。また、社会福祉士課程の学びをベースに関連する科目の履修・学習を行うことにより、公務員福祉職や福祉科がある高校の教員などへの道も拓けます。

授業紹介

ソーシャルワーク演習

「ソーシャルワーク演習」は、Ⅰ~Ⅴに分かれており、到達段階に応じて社会福祉領域における様々な諸問題について、グループワークで事例検討を行ったり、ロールプレイ(役割演技)などによって、社会福祉士になるための実践的な力を身に付けていく授業です。

社会福祉体験実習(ソーシャルワーク実習指導Ⅰ)

ソーシャルワーク実習指導Ⅰの一環として行われる「社会福祉体験実習」は、実際に社会福祉に関係する施設や機関で現場の雰囲気を学ぶ見学や体験などを行う本学独自の実習プログラムとなっています。
また、ソーシャルワーク実習指導Ⅰでは次年度に約1ヶ月に渡るソーシャルワーク実習に臨むための基本的な知識・態度を身に付けます。

社会福祉士として活躍する卒業生

就職先 社会福祉法人 わたむきの里福祉会

高橋璃巨 経済学部/公共政策学科(2019年3月卒業)

様子 社会福祉士課程では各教授が実践を経て経験された事例などを用いて指導していただきました。グループワーク等で行き詰まると、答えをすぐ教えてくださるのではなく、いくつかの対応の仕方があることをヒントとして自分の考える力を身につけるよう教わりました。休み時間に教授の部屋に行くとマンツーマンでわからないところを重点的に指導していただけたので、より深く理解することができました。
 また試験前には教授の選んだテキストの中から問題を厳選していただき、本番さながらに時間を計り、答え合わせをし、自分の得意分野、苦手分野の分析を行っていただきました。

学生相談室

 社会福祉士の資格取得では、文章を読む力を身につけることや単語の意味など国語辞典で意味を調べることが大変でした。また科目数が19科目あるため得意分野、苦手分野が出ます。苦手分野に時間をかけすぎずバランスよく各科目、勉強することに苦労しました。試験前はストレスがたまったのを覚えていますが、買い物等へ行き気分転換してストレスとうまく付き合うようにしました。

 現在は地元で障がいのある方の就業や生活を支援するわたむきの里作業所に勤めています。私の担当する部署は主に生活介護サービスを利用されている方が対象です。他にも自主製品であるラスクやチップス、ウエス等を製造、販売している就労継続支援B型の班もあります。仕事のやりがいとしては、自分の言葉かけで利用者の潜在的な能力を引き出し笑顔が見れた時です。またテレビなどの話をしており、お互いの話を共有できた時などは利用者と距離が近くなったと感じて嬉しいです。

 わたむきの里作業所は、非常に地域とのかかわりが強い施設です。障害を抱えてても地域でさらに暮らしやすいように、利用者の心に寄り添っていきたいです。

指導教員・スタッフの紹介

山田武司教授

山田武司教授 「災害の中で共に支えあった生活」「孤独の中での貧しい生活」この2つのフレーズをどう思いますか?これらは正反対のものですが、私たちが実際に耳にするものであり、どちらも私たちの社会の中での生活です。
本学経済学部公共政策学科の社会福祉士課程は、だれもが豊かに生活できる社会を目指して、生活の基盤である「経済学」、生活を支える施策としての「公共政策学」、そして生活を支援する「社会福祉学」を学び、トータルな視点から福祉の専門職である「社会福祉士」を目指します。

 

髙木博史教授

髙木博史准教授

経済学部で「社会福祉士」の資格が取得できるの?という疑問をお持ちの方もいると思いますが、本学の特色は、地域との関係がひじょうに強いところです。自主的なボランティア活動やまちづくり活動などを通し地域の様々な社会資源とかかわり、「地域を知る」から「地域と協働し、提案できる」という力までを身につけた社会福祉士が求められています。
最近は、ドラマでソーシャルワーカーの活躍が取り上げられることもありますが、地域や社会の課題に向き合うソーシャルワーカーをめざし、共に学びましょう。

 

後藤康文准教授

後藤康文准教授

身体障害や介護が必要な状態、周囲と関係を築くことが不得手な方々、生活を苦しくさせる貧困問題。こうした個人や家族に振りかかる問題をなぜ「社会(の)福祉」と言うのでしょう。生活問題を抱える一人ひとりを支援しながら、その方たちを取り囲む環境や地域に働きかける。いわば個別支援と地域介入を同時並行的に取り組むことが大切になります。その意味で福祉は誰もが暮らしやすい地域づくりにつながる行為です。専門性をもってこれに取り組む国家資格「社会福祉士」に大きな期待が寄せられています。

社会福祉士を目指す学生のためのバックアップ体制

福祉実習指導室

社会福祉士課程を履修して、必要な単位を修得しても、国家試験に合格しなければ資格を得ることはできません。合格するためには、授業を受講するだけでなく、自主的な勉強も必要です。8号館1階の福祉実習指導室には、実習のための施設・機関の資料や国家試験合格に向けたテキストなど福祉関連の書籍が充実しています。合格に向けて空き時間を利用して各自学習をすすめ、分からないことを放置せずに教員に質問、相談するなど自主的・積極的な学習が必要です。

社会福祉特別講座A~D(合格のための対策講座)

大学では、資格試験の支援を目的として、受験直前まで受験対策講座を実施します。「社会福祉特別講座A・B・C・D」という科目を開設し、受験対策の学習を単位認定します。この講座を受講し、受験に必要な実践的な力をつけることができます。

合宿学習会

社会福祉士国家試験をめざす学生を対象に合宿学習会を行っています。模擬試験で現在の自分の実力を正確に把握し、専任教員がポイントを絞った解説や自主学習を行います。また、夜は、国家試験をめざす仲間として懇親会を行い、交流を深めモチベーションを高めていきます。

合宿学習会
(岐阜県関ヶ原町の社会福祉法人杉和会コミュニティハウスにての合宿学習会の様子)

 

4年間の流れ

社会福祉士国家試験受験資格を取得するためには計画的な単位履修が必要です。本学では、1年次より専門科目を配置しており、原則として2年次にソーシャルワーク実習指導Ⅰ(社会福祉体験実習含む)、3年次にソーシャルワーク実習を配置しています。また、他校からの3年次編入にも対応します(この場合のソーシャルワーク実習は4年次となります)。
下記は、履修モデルの一例です。

 

お問い合わせ

担当部署教務課
TEL:0584-77-3516  FAX:0584-77-3517  E-mail:kyoumu@gku.ac.jp