安心安全な課外活動への取り組みについて(ご報告)
2022年12月22日
安心安全な課外活動への取り組みについて(ご報告)
岐阜協立大学
学長 竹内 治彦
本年5月、本学硬式野球部の練習中に学生が倒れ、病院に搬送され翌日に亡くなった事故について、新聞やテレビ等で大きく取り上げられ、在学生や御父母等を始め、皆様にご心配、ご迷惑をおかけしましたこと深くお詫び申し上げます。
本学では、報道の始まる前から弁護士とスポーツ指導を専門とする外部の方による調査委員会を設置し調査を進めて参りました。
第三者調査委員会では現時点においても継続調査中でございます。
以上から正式なご報告をさせていただくことはまだできませんが、この間、大学として進めて参りました安心安全な課外活動への取り組みをご報告させていただきます。
記
6月
- 事故に関わった硬式野球部員全員にカウンセリングを行い、心のケアを行いました。
- 硬式野球部を始めとする課外活動団体にコロナ感染症対策及び危機管理マニュアルを配布し再発防止を徹底させました。
- 本学が委嘱している指導者(監督・コーチ)に(一社)大学スポーツ協会(UNIVAS)主催の安心安全セミナー講習への参加を義務付けました。
8月
- 事故当時の硬式野球部監督ならびにコーチを解任し、新たな監督として外部指導者を招聘しました。
- 大学スタッフに応急手当普及員の資格を取得させ、学生対象のAED講習会の開催頻度を高めました。
9月
- 岐阜協立大学親和会(父母会)より、新たに2台のAEDの寄贈を受け、1台は本学野球場に設置し、1台は遠征等学外への携帯用AEDとして学生課に設置したことにより、学内のAEDは計6台となりました。
11月
- 新たな硬式野球部コーチとして外部指導者(1名)を招聘しました。
- 硬式野球部の平日の指導体制おいて、学内スタッフ及び硬式野球OBの協力を得て1週間の指導体制を整えました。
- 学生の自主活動として支援してきた課外活動について、大学内に「岐阜協立大学スポーツ局」を設置し、スポーツ振興の観点のみならず、安全面にも重きをおいた運営になるよう指導監督するとともに、定期的に外部評価を受けます。
当面は、部活動生が安全で安心してスポーツに取り組み、競技力向上に邁進できる環境を整備するため、(一社)大学スポーツ協会(UNIVAS)の、日本初となる安全安心認証「UNIVAS Safety and Security Certification(UNIVAS SSC)※1」の申請を目指します。
以 上
<参考>
※1:UNIVAS SSCとは
https://www.univas.jp/univas-ssc-detail/