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年末年始に向けて -オミクロン株の感染拡大に備えて-

2021年年末
岐阜協立大学学長

 現在、新型コロナウイルスの感染状況はきわめて落ち着いています。久しぶりに楽しい計画を立てられている人もいらっしゃるかもしれません。そんな中で、オミクロン株の脅威について伝えても、理解と共感は得られにくいと思います。しかし、感染力が極めて強いために、一旦、感染拡大が始まると、短期間で8月のデルタ株の感染拡大期を上回る感染者数になることが心配されています。
 現在、各空港検疫と大阪、京都、沖縄の米軍関係で感染が見つかっています。初期は感染が潜在的に起こるのが特徴なので、より広いエリアですでにオミクロン株での感染が始まっていると推定されます。そこで、以下の点についてご留意ください。

  • 帰省については慎重に検討なさってください。
  • すでに帰省された人、帰省をすると決めている人は、帰省中の行動は慎重にお願いします。
  • 年末年始に移動をし、普段、会わない人と会食などした後は健康管理に注意し、不調を感じたら普段よりもいっそう行動を自粛するよう配慮してください。
  • 会食する場合は、感染対策をしているお店を選び、親しい中でも感染に留意しつつ、会話を楽しむようにお願いします。

 日常生活を謳歌しはじめていたイギリスやアメリカがシュンとなっているような状況です。日本の場合、ワクチン接種率が高く、時期も遅かったため、まったく同じになることはないでしょう。日本で年末年始という大きな行事シーズンを終えた後に、どのような状況になるかは、まだわかりません。もしかすると杞憂に終わり、それほどの感染拡大が起こらないかもしれません。しかしながら、実際に感染拡大が始まってから対策を強化しても、手遅れになります。感染拡大は起こると想定し、それに備えた行動を取るのが賢明です。

 冒頭触れたように、現在はきわめて落ち着いた状況ですが、新たな波がそこまで来ているかもしれないということを意識して年末年始をお過ごしください。

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