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経営学部 大坪 健太講師が令和5年度日本体育測定評価学会 「奨励賞」を受賞しました

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2024年2月29日に福井工業大学にて開催された令和5年度日本体育測定評価学会において、本学経営学部 大坪 健太講師が「奨励賞」を受賞しました。
日本体育測定評価学会は、体育の測定評価に関する学術研究及び教育の向上に資するため、研究者相互の交流・研究発表会等を開催し、測定評価に関わる体育学研究の充実に寄与する目的で平成13年に設立された学会です。今回、大坪講師が受賞した「奨励賞」は、本学会の若手研究者(35歳未満)の育成に役立てたいという意図から論文の著者1名に授与されるものです。

受賞論文

論文名

児童の体力および学力と家庭環境との複合的関連

共著者名

春日 晃章(岐阜大学)
清水 紀宏(筑波大学)
中野 貴博(中京大学)

論文概要

本論文は、体力と学力それぞれに対して影響を及ぼす家庭環境の要因について比較検討することを通して、体力および学力の総合的な育ちに対して特に重要視するべき要因を解明することを目的とした。対象者は、小学6年児童437名であった。対象者の体力テストおよび学力テストの調査結果を収集し、体力および学力に加えて、文武両道の指標として総合体力・学力得点を算出した。対象の保護者に対して実施した家庭環境に関する68項目の質問紙の結果を体力および学力データと連結・紐付けを施したうえで分析した。

分析の結果,親子の運動・スポーツへの関わりや父親の運動能力感が体力の向上に強い影響を与えることが示された。また、親の教育レベルや子どもへの教育期待など、社会経済的地位に関する要因が学業成績に強く影響することが示された。体力および学力の総合的な発達に対しては,両親の学歴,父親の運動有能感、運動競技に関する親子の会話頻度が強く関連することが示唆された。

今後はこれまでの研究成果を活かし、幼少期における体力・運動能力向上に取り組んでいくうえで、「体力と学力の関係」や「文武両道の育ち」といった幅広い観点から、身体活動の有効性について検討していく必要がある。

  • 日本体育測定評価学会HP
    https://jstmhpe.org/

  • 大坪健太講師 個人HP
    http://otsubo-lab.site/

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