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　看護学部1年次では、看護職を目指す者としての基本となる技能・態度を身に付け、自身のキャリアデザインを考え、且つ看護職として求められる社会人基礎力を養うことを目的とする「スタートアップ看護ゼミ」を実施しています。

　2021年2月16（火）に、認定看護師や保健師、助産師で活躍する5人の講師をお迎えし、「看護のスペシャリストから話を聞いて自分のキャリアデザインを描こう」をテーマに、講師それぞれのキャリアについてご紹介いただいた後、学生からの質問をテーマとするミニシンポジウムの時間が設けられました。今回は、新型コロナウイルスの影響で、岐阜県に緊急事態宣言が発令されていることを鑑み、オンラインでの開催となりました。

　この講義は、看護の現場で働くスペシャリストとして、認定看護師・特定看護師・訪問看護師・保健師・助産師で活躍される講師から、仕事の魅力・やりがいを聞き、その専門職の役割と社会における必要性を理解することを目的に開催しました。また、様々な方面のスペシャリストのキャリアを知ることで、看護職に関する視野を拡げ、高度専門職者としての将来像をイメージすることも目的としています。

　講義ではそれぞれの専門分野で活躍される講師から、自己紹介と職場の紹介の後、具体的なエピソードを交えて仕事内容や専門職としてのやりがいのほか、なぜその専門分野を選択されたのか、自身のキャリアについて資料を交えて丁寧に学生たちに語っていただきました。
特に、どのようにしたらその専門職になれるのか、専門職を目指すためにどのような勉強をしたり、ステップを踏まなくてはいけないのかなど、具体的な説明が1年次生の学生にも理解しやすい内容だったようです。

緩和ケア認定看護師　田中美帆さん

特定看護師　鈴木晴敬さん

　ミニシンポジウムでは、学生から「認定看護師になりたいので、大学在学中では何を勉強すればよいでしょうか」や、「将来はオペナースを目指しています。就職した際に希望は通りやすいでしょうか」、など積極的な質問がありました。この質問に、それぞれの講師の経験や専門分野からのアドバイスとして回答がありました。
吉良光代所長（開業助産師）は、「私は専門職に就いた後も、教科書を本屋で買って勉強しなおすこともありました。みなさんはまだ1年生なので、基本的なことをしっかり学んで身につけてください」と、学生たちにエールを送りました。
ご来校いただいた3人の講師の皆様、リモートで講演いただいた吉良所長と、保健師　桑野梨沙さん、お忙しいなか貴重なご講義を頂き、誠にありがとうございました。

訪問看護師　古池美由紀さん

感染予防対策を徹底して講座を実施

参加した学生の感想

1. 看護職は常に勉強をし続ける職業であり対人をしながら行う職業でもあることから、求められることが多くあるとわかりました。
2. 助産師に興味があったのでとても勉強になりました。1年生の勉強はベースとして大切とわかったのでしっかり振り返り、2年生での学びに繋げていきたいです。
3. 看護職には様々な資格を持つ方がいることと、病院で協働しながらより良い看護を提供していくために、どのようなことを行っているのか理解できました。
4. 看護師として病院に就職する事しか考えていませんでしたが、やりたい看護を探すきっかけにもなり、将来を改めて考える機会になりました。