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看護学部 スタートアップ看護ゼミ「今日から始めるアンガーマネジメント ~怒りの感情をコントロールしてよりよい人間関係を築こう~」を実施しました。

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 看護学部1年次では、看護職を目指す者としての基本となる技能・態度を養うとともに、自身のキャリアデザインを考え、且つ看護職として求められる社会人基礎力を養成することを目的とする「スタートアップ看護ゼミ」を実施しています。

 2020年11月10日(火)に、一般社団法人日本アンガーマネジメント協会の日置加奈枝様を講師にお迎えし、社会人として、また人として自分自身の怒りの感情をコントロールし、よりよい人間関係の構築方法を学ぶことを目的に講義をいただきました。

 まず自分自身がここ最近でどんなことでイライラしたのかを書きだし、数人で共有しました。様々なイライラは人それぞれで、怒り・イライラの正体は、自分の信じている「○○はこうあるべきだ!」という理想・願望・欲求が裏切られたことによるものだと説明がされました。その「べきだ」というものの理想と現実のギャップに加え、その時のマイナス感情の度合いにより、怒りの大きさも変化があると説明がされました。

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お互いにイライラ状況を共有
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教わったことは熱心にメモ

その理想は、人によって異なるため、反射的に怒りをぶつけることは最もやってはいけないことであると説明され、怒りの感情をコントロールする方法として3つの方法を紹介していただきました。

<怒りの感情をコントロールする3つの方法>

  1. 6秒待って衝動をコントロールする
    怒りの感情が出た時に、「深呼吸を3回する」、「0を穏やかな状態とし、10を人生最大の怒りとした場合の、怒りの温度をはかる」、「落ち着く言葉を作っておき、唱える」などし、6秒待って衝動をコントロールする。
  2. 思考のコントロールをする
    「許せるゾーン」、「まあ許せるゾーン」、「許せないゾーン」を予め決めておき、思考のコントロールをする。
  3. 自分の意志でどのように行動すればよいかを考える
    怒りの感情が起きた出来事が、「自分で変えられるものなのか」、「変えられないものなのか」、また「それは重要ですぐに対処する必要があるか」、「重要でないため後回しにするか」など、自分の意志でどのように行動すればよいかを考える。

授業では自分自身の、最近イライラした出来事を用いて、その時の感情について振り返って改めて考え、この3つの方法を当てはめてみたらどうであったかという実践を行いました。
怒りの感情をコントロールすることで、怒りによる人間関係の崩壊や周りの雰囲気を壊すことがなくなり、よりより人間関係を構築することができることを学びました。

参加した学生の感想

  • とても為になる講義だと感じました。怒りの原因は自分自身という重要なことが分かり、その怒りは私自身が持つ「べき」が関わっているとわかり、今後も接する友人や、先生、家族親戚、先輩後輩とうまく付き合っていく為に、自分をうまくコントロールしようと思いました。
  • 変えられない事に対しての感情をどのように整理したらよいか学べて良かったです。
  • 怒りの感情の原因は自分にあるため、感情のコントロールで怒りとうまく付き合っていきたいと思いました。

次回のスタートアップ看護ゼミは、アサーティブコミュニケーションと国家試験対策を予定しています。

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