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経済学科企業人育成コース 協力企業による実践的な教育のご紹介(5)

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 企業人育成課程における授業「地域企業研究Ⅳ」では、同課程の協力企業であるサンメッセ株式会社様にご協力いただき、竹林啓路様(取締役執行役員・総務部長)に3回にわたりにご講義いただきました。

 第1回は、「印刷の歴史、印刷の仕組み」と題してご講義いただきました。
人類史上において「印刷」技術の発明と発展について、歴史を紐解きながらご説明いただきました。特に、1450年ごろに発明されたグーテンベルグによる金属活字による活版印刷技術が、社会における情報伝達のあり方を劇的に変化させることにつながり、その後の宗教改革にも大きな影響をもたらしてきたことをご説明いただきました。
 後半は15世紀に発明された印刷が、現代どのような形でその技術を発展させてきているか、印刷の仕組みとして、各種の印刷方式の違い、印刷工程、印刷機の特徴等について、資料や動画をもとに大変詳しく教えていただきました。

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取締役執行役員 総務部長 竹林啓路 様 「持続可能な開発目標(SDGs)」についてカードゲームで学ぶ

 第2回は、「工場見学」としてサンメッセ株式会社の本社工場に伺いました。
はじめに、これから見学を行う本社工場の概要やこの工場で行われている印刷の種類などについての説明とともに、工場内における注意事項について話がありました。また、同社の生産設備規模は、東海地方最大であるとともに、新たな需要にこたえるためセキュリティ対策や品質管理をこれまで以上に厳格に行っている新たな工場を稼働させるなど、設備投資や設備を増強しているそうです。
その後、印刷が行われる前の校正の様子や、様々な印刷現場を見学しました。
工場見学を終えて、経済学部経済学科3年で企業人育成課程に所属する北川晴菜さんは、「今回見学したのは一つの工場のみですが、一つの工場内に予想以上に多種多様な印刷機や裁断機、製本機等が配置されている光景を見て、総合印刷業の仕事の幅広さを実感することができました。また工場内での、機械化された箇所と人力での作業箇所の使い分けという点から、企業の資源の分配状況を考えることが出来、充実した見学でした。」と感想を述べました。

 第3回は、「サンメッセ株式会社の戦略」と題してご講義いただきました。
はじめに、現在のサンメッセ株式会社が、1935年に田中印刷所として創業し、拡印刷を旗印に社内公募により1990年に現在の社名になった企業の歴史についてのお話がありました。続いて、企業概要や印刷を中心とした一貫生産を行っていることなど同社の特徴や戦略についてご説明をいただきました。
 また、同社の経営理念「サンメッセは、革新・法令順守・環境の3つを経営の柱とし、常にお客様を第一に考え、人・物・情報を集積・発信し、印刷を核に、持続的に発展し、社会に貢献します。」に基づき、国連が提唱する「持続可能な開発目標(SDGs)」の達成に貢献する取り組みについて説明されました。

お忙しい中、講義にお越しいただき誠にありがとうございました。

本社工場の見学

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