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経済学科企業人育成コース 協力企業による実践的な教育のご紹介(4)

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 企業人育成課程における「地域企業研究Ⅳ」では、株式会社丸順様にご協力いただき、3回にわたり、授業を行いました。

 第1回は、株式会社丸順の金子義典さま(企画管理本部総務人事部総務人事課課長代行)にお越しいただきました。
はじめに日本の産業構造における製造業の位置づけについてのお話を伺い、その後、東海地方特に岐阜県における自動車産業を中心とした製造業についてデータを交えながら説明いただきました。その後、同社の創業者に由来する社名にはじまり、企業の沿革、そして現在の状況並びに同社の行っている取り組みなどについてお話しいただきました。

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総務人事部 金子様 事業開発部 石原様

 第2回は、株式会社丸順 上石津工場(自動車部品、金型および治具・検具の製造)に伺いました。
はじめに、同社の国内外に広がる製造拠点について、拠点ごとの製品や役割の違いについて説明があり、その後、見学する上石津工場の概要、製造工程ならびに見学にあたっての注意事項についての説明がありました。
金型製造工程から始まり、自動車部品の製造工程、在庫管理、出荷までの一連の流れの説明を伺いながら、各工程を見学いたしました。
また、11月4日に安全祈願並びに起動式が行われたばかりの新3000tトランスファープレス機についても、見学するとともに、同社が事業活動を行う中でいかに重要な役割を担う設備であるかの説明がありました。
工場見学を終え、経済学部経済学科2年で企業人育成課程の細川大雅君は「様々な点で丸順のものづくりに対するこだわりの姿勢を感じました。特にシステム管理により生産を計画的に進められているかを働く人々が様々な場所から見えるようにする"見える化"には驚かされました。また、このシステムでは商品の作りすぎや不足を管理するだけでなくデータを残しタイムリーに記録することで過去のトラブルの原因の不明化を避けるという重要な役割も担っており、他企業でもこうした"見える化"という観点に置いた工夫が見られないか探していきたいと感じました。」と感想を述べておりました。

 第3回は、株式会社丸順の石原裕文さま(企画管理本部事業開発部部長)にお越しいただきました。
現在の自動車産業がおかれた状況についてデータを交えながら説明があり、その後、様々な視点からの今後の自動車産業の変化ならびに可能性についてお話がございました。
また、大きな変化が起きはじめている自動車産業においての同社の取り組みなどについても伺いました。
その後、石原さまがタイ駐在中にご経験された自然災害からくる工場の操業停止、その後の生産再開までの一連の経験についても伺うとともに、災害への事前準備の重要性についてお話がございました。
ご経験をもとにしたお話であった為、非常にわかりやすく、聴講した学生には事前準備がいかに重要であるかがこれまで以上に認識できました。
お忙しい中、講義にお越しいただき誠にありがとうございました。

上石津工場の見学

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