FM岐阜ラジオ番組「学校では学べない授業」((株)テクノプレニードヒダ×加茂高校の巻)
第8シリーズはテクノプレニードヒダの肥田彰吾代表取締役社長と加茂高校のおふたりにお越しいただきました。
まずは高校生のおふたりからテクノプレニードヒダさんについて調べたこと、見学した感想を話してもらいます。
・テクノプレニードヒダさんは、川辺町でゴムや樹脂のプレニードというゴムを強化する素材を作っている。
・ゴム工場のイメージを明るくすることに力をいれている。
・ゴム工場は粉が舞っているイメージであったが、見学してみると環境に配慮しきれいな工場であった。
・大きな機械がたくさんあって迫力があった。
肥田社長によると、ゴムは本来、粉の原料として使われていますが、粉だと原料に対する混ざりが悪い、
時間がかかる、粉塵が舞って環境にもよくない、最終的には品質にもつながり不良品が増えるといったことが
あるため、それを解決し、プレニードという固形物として、扱いやすくしたとのことでした。
ゴム製品の原料と、製品と両方とも提供されているということですね。
次に、高校生のおふたりから肥田社長に質問をぶつけました。
「資材管理倉庫を木造で建設されたのはなぜですか?」
「木造でも1000平米の工場を作るなど新しいものを取り入れることを昔からやってきた」
「耐火性はどうなのですか?」
「木の質そのものが今は鉄骨に近いくらい強度がある。
しかも燃えにくいという実証データがでている。
耐火性能があるというコンセプトがあったからこそ、木造でもいいだろうと。
消防署の監査を受けて化学品を扱う工場として許可が出ている。」
「社長になられて10年間とのことですが、これまで一番印象に残った出来事はなんですか?」
「おととし、工場を1棟、火事で燃やしてしまった。
過失があったわけではないが、起きた事実は大変なこと。
近隣の皆様・お客様にご心配をかけたし、逆に応援してくれた。
どんなことがあっても恩返しをしていかないといけない。」
たくさんの友人が遠くからお見舞い・片付け・手伝いに毎日のように来てくれた。
木造の工場を建ててくれた木造メーカーさん、建築屋さんも、本当に一生懸命片付けてくれた。
うまくいっている時は何でもなくても、うまくいかないとき応援してくれる人に対しては、
本当にいつも感謝の気持ちを持ってお付き合いしていくと、それが本当の意味での友達として長くお付き合いできる。」
大変な時があったがそれを経て今日があるということですね。
![]() 「緊張する~」収録前の打合せにて |
![]() 肥田社長 スタンバイOKです |
では次に社長から高校生に質問です。
「加茂高校に入ってよかったことは何?」
「文化祭です。3年生は劇、2年生はダンス、1年生は展示をやるのですが、
みんなで協力して作り上げていく伝統の文化祭がすごく楽しかった。」
するとここで、社長は加茂高校のPTAの会長をされていたことがわかりました。
加茂高校文化祭の応援団として、ジュースを出したり焼き鳥を1200本焼いたりしていたとのこと。
「僕が良かったと思うことは、文武両道という校風のなかで部活と勉強を両立していけるところです。
吹奏楽部で、打楽器を担当していて、東海大会にも出られました。」
他にも部活動で強いのは全国大会で入賞したボート部とのこと。コックスで頑張っていた三島さんは難病と戦っていることから皆でエールを送りました。
![]() 今回のお土産は「養老軒のどら焼き」です |
![]() お土産を持って皆で一緒に |
最終日はお約束のお土産を社長がお持ちいただきました。
お土産は・・・養老軒の「どら焼き」。
養老健はフルーツ大福が有名だが、このどら焼きは社長のお気に入り。
ここで高校生から肥田社長に質問がありました。
「この先の人生で失敗したら立ち直るにはどうしたらよいのか?」
「自分を信じること。そして家族といつもひとつになれることが大切。
南アフリカ共和国のネルソン マンデラさんの言葉で
偉大な栄光は転ばないことではなく、何度転んでも立ち直ることということがある。やり続けることが大切。」
「僕は目標がまだ確立できていないので、高校で目標を考えたい。」
肥田社長は「考えがいろいろかわるのは当たり前、先生にずっとついて行って、その都度の悩みや考えを相談することよいと思う。
また、どうやって世の中に貢献できるかをこの頃から考える。楽しむことが大切。」と話してくださいました。
「学生時代にしかできないことがたくさんあると思うので、私も楽しみながらも勉強していきたい。」と決意を新たにした高校生のおふたりでした。
肥田社長、加茂高校のおふたり、ご出演ありがとうございました。