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FM岐阜ラジオ番組「学校では学べない授業」(東海西濃運輸(株)×土岐商業高校の巻)

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10月より始まりました、ラジオ番組「学校では学べない授業」。
この番組は岐阜県内の高校生と企業や団体で活躍する若手リーダーが熱く語り合い、地元企業のことを知ろうという内容です。
番組ナビゲーターは我らが岐阜協立大学竹内学長。毎回どんな話が聞けるか楽しみです。

さて、第7回目のシリーズは、
岐阜県立土岐商業高校の生徒さん×東海西濃運輸(株)代表取締役社長 田口幸太郎さんが登場です。
東海西濃運輸さんは"カンガルー"のマークでおなじみですが、
これは創業者さんが、お腹のポッケで子供を大切に育てるカンガルーのように、
お客様から預かった物を大切に運ぼうとカンガルーを採用したそう。
そんな東海西濃運輸内を田口幸太郎さんの案内で、働く方が少ない時間帯に見学させていただきました。
隣には、完全人工光型の水耕栽培を行っている、「KOTO no Ha fresh farm」がありました。
太陽の光を使わず、LEDの七色の光で栽培するため、完全に工場内での栽培ができます。
工場の中は、モニターで見せていただきました。

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初回はまず高校生のおふたりから、東海西濃運輸さんについて調べたことを話してもらいました。
「昭和44年に多治見支店を新築移転して以降、長野県・愛知県へ規模を拡大。
 運送業はもちろん、それ以外に食品や日用品など幅広い業種も展開されています。
 最近は水耕栽培も始め、様々な業種で社会に貢献しています。
 約70年という長年の経験から、集荷・配達における安定性・定時制で高い評価を受けており、商業物流でNo.1の企業と言えます。」
田口さんは、高校生たちの調査力に驚いておられました。
次に、高校生から田口さんに質問です。
「運送業がメインの会社であるのに、なぜ「コトノハフレッシュファーム」の完全人工光型水耕栽培の事業をはじめようとしたのですか?」
「それは、トラックドライバーを引退すると、自分の農業をする方が多いことからそういう方の力になれないかなと思っていたから。
   お客様が作ったものを運ぶことしかできないので、一歩踏み込んでモノづくりへのチャレンジをしたんです。『運ぶ人が作る野菜』ということで事業を展開しました。」
「では、水耕栽培事業に「コトノハ」という言葉を冠した理由は?」
「社内アンケートの結果、お客様からの「ありがとう」の言葉が運送のやりがいということが分かりました。
  その時、たまたま古今和歌集の序文を紹介してもらい、そこに「コトノハ」という言葉があったのです。
  "やまと歌は 人の心を種として よろづの言の葉とぞ なれるける"
  これは、"和歌というものは、人の心を種にして、葉っぱが生い茂るようにたくさんの言葉となったものだ"という意味。
  一つの種から葉っぱが生い茂って、ありがとうの言葉をいただこうということで、「コトノハ」の言葉を付けました。」

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今度は、田口さんから高校生の2人に質問!
「トラック運送事業の仕事は、高校生の皆さんにはどのようにうつっていますか?」
「とても時間に厳しいイメージ。オンラインでは時間指定があり、遅れてはいけないというプレッシャーの中で仕事をしている」
「ネットショッピングを利用する機会が増え、お世話になっている。不在が多く再配達で迷惑をかけることが多いので大変な仕事だと思う」
 高校生の声を聞いて田口さんは、
 「『届けていただいて』『お世話になっている』という言葉をいただけると思っていなかったので、嬉しい。
 昔は、不在や再配達に対して、受ける側も罪悪感を持っていなかった。
 しかし、物が届くのが当たり前じゃないと皆さんに知っていただいてからは不在での再配達を行う件数が減り、お客さんも配達員のことを思って
 夜遅い時間でも受け取っていただいてありがたい」、と話していました。

最終日は毎回のお楽しみのお土産です。
なんと今回東海西濃運輸さんが持ってきてくださったのは、ここで水耕栽培されたとれたて野菜の4種でした。
いつも食べてるレタスより瑞々しくておいしい!と好評です。

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最後に高校生から田口さんに質問。
「田口さんはずっと運送業の仕事をされているのですか?」
「最初は運送に絡みアパレルの仕事をしていました。ミシンでずぼんの裾をひたすら縫っていました。」
「就職する上で大切なことはなんですか?」
「紹介された縁を大切にし、自分で決めること。運送の仕事も選択肢にいれてもらえるとありがたい」ということでした。

東海西濃運輸 田口社長、そして土岐商業高校のおふたり、ありがとうございました。

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