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FM岐阜ラジオ番組「学校では学べない授業」(福田刃物工業×関商工高校の巻)

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 10月より始まりました、ラジオ番組「学校では学べない授業」。
この番組は岐阜県内の高校生と企業や団体で活躍する若手リーダーが熱く語り合い、地元企業のことを知ろうという内容です。番組ナビゲーターは我らが岐阜協立大学竹内学長。毎回どんな話が聞けるか楽しみです。

 さて、今週から福田刃物工業の福田克則代表取締役社長と関商工高校の生徒さんというメンバーで話をすすめます。今回は関市小屋名に本社を置く福田刃物工業さんへ出張収録しました。

 まず、福田刃物工業さんについて調べてきたことを発表してくれました。
・創業123年の機械刃物メーカーで、包丁などの一般刃物ではなく、機械刃物の工業用の刃物を作っている。
・創業者の福田吉蔵さんの息子さんは関商工高校の創立者。
毎年関市では、金属を加工して作品を作る「メタルアート展」があり、今回初めて関商工高校と市内のメーカー6社とコラボしてそれぞれ作品を作り競い合うコンペで、福田刃物工業さんとコラボした作品が優勝したそうです。

 福田社長は、「福田刃物工業は、始まりはお札を切る断裁包丁で、機械に取り付ける刃物を作ってます。年間10,000種類、新しいものも毎年3,000種類作っています。」と語りました。高校生はメタルアート展でコラボするまで、福田刃物工業さんの製品を知らなかったので、新しい分野を勉強できて良かったそうです。

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 次に高校生から福田社長への質問タイムです。
「企業として、人材育成で大切にしていることは?」それに対し、「社員主導(社員基準)を大切にしている。社員には自立して、自分で考えて決める人になってほしい。福田社長が指示することは滅多になく、社員を支援(応援)している。」と答えられました。
また、福田社長から高校生への質問は「今の学校を、自分だったらこうするのにな、というところは?」に対して「小5からギターをやってますが、これまで軽音部がある学校に行ったことがないので、自分で部活を作れたら嬉しいと思う。」「制服が女子だけ関市の鳥がプリントされた靴下まで指定。男子は自由なのに、どうして?と思う。」との回答が返ってきました。福田社長は「福田刃物工業では、部活が8つあり、社員が勝手に部活を作ることができ、部費は会社もち!それがいい仕事につながってる。」「福田刃物工業にも制服はあるが、強制すると不満が出てきて、生産性が悪くなるので、着ても着なくてもどちらでもいいと自由にしている。」と話してくださいました。

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 最終日は、恒例の企業様からのお土産をいただきながら、進めます。
福田社長が持参されたのは、「ピエールマルコリーニ」のチョコでした。皆でいただきながら、会話も弾みました。

 福田社長は、17歳で高校を退学し、単身アメリカへ。そして大学から就職するまで挫折続きだったと話されました。
アメリカに行った時は、何もできない環境でどうしたらいいのか悩み、3年間寮で暮らし、多少慣れたが大学4年間の勉強は厳しかったです。帰国し、日本で就職するも、半導体事業で日本語が分からない苦労、5年後、福田刃物工業という全然違う刃物の分野で一から勉強でした。
振り返ると、違う世界にトライすることは面白い面もあり、「挫折=自分を成長させてくれる」と今は思います。
「チャンスがあれば親元を離れて生活をするのはすごくいいこと。」と、アドバイスをいただきました。

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