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国際交流イベントが、11月8日（水）に北方キャンパスで開催されました。
本学の学生約20名が参加し、(株)金蝶園総本家の北野英樹社長を講師にお迎えして、「城下町大垣と和菓子文化体験」と題して体験講座を行っていただきました。体験講座ではまず、北野社長が和菓子作りの道具のへらなどを使って熟練の技術をデモンストレーションしていただきました。北野社長の見事な技術によって美しい和菓子となっていく過程を目にした参加者からは感動のあまり自然発生的に拍手喝采がおこりました。

その後、実際に参加者は北野社長のアドバイスを受けながら、紅葉や菊などの練りきりを本物の道具を使いながら1人3点製作しました。製作を通じて「和菓子は五感の芸術」と称されるゆえんを肌で実感しました。

体験実習後、講義室へ移り、北野社長から和菓子文化がユネスコ無形文化遺産に登録された経緯と菓銘（かめい）について説明を受けました。上生菓子につけられる名前には短歌や和歌、俳句、季語（歳時記）、地域の歴史や名所に由来してつけられている、とのことで、実際に歌人在原業平の短歌、「ちはやぶる神代も聞かず竜田川からくれなゐに水くくるとは」などの例をあげて説明していただきました。参加学生は日本の古典文化と菓銘との深い関係を知り、和菓子の世界の奥の深さを味わいました。

質疑応答では北野社長の和菓子文化の継承にかける情熱と使命感に感動した学生から活発に多くの質問が寄せられました。

「大垣」で育まれた和菓子文化を学んだ学生が、「大垣」での学生生活を誇りに思いながら過ごすことを願っています。