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学会研究会「映画におけるLGBTQのイメージを考える」を開催しました。

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 12月23日(月)岐阜協立大学学会主催の公開研究会を4101教室にて開催しました。同志社大学大学院グローバル・スタディーズ研究科 菅野優香 准教授をお招きし、「映画におけるLGBTQのイメージを考える」と題し講演いただきました。一般市民、在学生等、約100名が聴講しました。

 菅野氏は視覚文化研究、フェミニスト映画理論、クィア・スタディーズを専門とし、映像や現代アートにおけるジェンダーとセクシュアリティの表象に関心を寄せ研究を進められています。
管野氏の講演ではまず、LGBTQ(L:レズビアン(女性同性愛)、G:ゲイ(男性同性愛)、B:バイセキュシャル(両性愛)、T:トランスジェンダー(性別移行者)、Q:クィア(「異性愛規範」に当てはまらないと当事者が認識している人))の概要や、「性同一性障害特例法」の現状、LGBTQを取り巻く社会環境についての説明がありました。

 続いて、アイデンティテイ(自己同一性=自分は誰なのか?)を構築するのに大きな影響を与えてきた文化装置のひとつである「映画」について、具体的な映画を例に作り手・俳優、内容、観客とLGBTQとの関わりを挙げられました。また、LGBTQに関する映画は、思春期や家族をテーマに取り上げるものが多く、その意義や抱える問題も説明されました。最後に、全国各地のLGBTQ映画祭も紹介いただくとともに、地方のLGBTQ映画祭では開催にあたり地域社会との関係や運営の難しさも挙げられました。参加者からは、多数質問も寄せられ、テーマについてより深く知り、考えることのできる機会となりました。

 菅野先生におかれましては、お忙しいなか貴重な講演を頂き誠にありがとうございました。

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