トピックス

岐阜県の高等学校でのふるさと教育との連携事業(1)

c_190524_01.jpg

 2019年5月24日(金)、岐阜県立大垣北高等学校で、竹内治彦学長による「大垣の歴史から考える地域課題解決入門」と題した講演があり、同高校の新入生323名が受講しました。 
 岐阜県教育委員会では、高等学校段階でのふるさと教育の推進を今年度の重点事業の一つにしています。知識伝授型の教育から、自ら探究する学習の形が求められることから、地域について、高校生が自ら探究する試みが県下のすべての高等学校で計画されています。この講演会は、大垣北高校での地域探究入門講演として開催されました。

 講演では、竹内治彦学長から、大垣市の明治期の衰退から勃興までの歴史、治水事業と産業振興の関連、水力発電を契機に産業が興り連関することでネットワークが構築されていったことなど、詳細な資料を基にした説明があり、生徒はアカデミックな知識に耳を傾け、ペンを走らせていました。

 講演の最後には、有名な「大島堤」の桜並木を例にとり、生徒に向けて2つのメッセージが贈られました。
 「ソメイヨシノの寿命は大体60年くらいです。お花見で喜ぶだけの人もいますが、将来の桜並木のビジョンを持って維持活動している人たちがいます。探究活動を行う皆さんには、西濃地域のリーダーとしての意識を持って、少し先の未来を見据えた活動を考えてください。そして二つ目は、地域開発を考える上で、土台を整備するという観点から物事を考えてください。大垣を産業都市に蘇らせた先人たちはインフラの整備など長期的な視点で考えていました。長期の視点で未来の姿を構想し、その実現のために、土台づくりから積み上げた先人の活動から学ぶことは多いと思います。」

 学長の講演は、6月に大垣南高校でも予定されています。

c_190524_02.jpg  c_190524_03.jpg

資料請求
入試案内

このページは役に立ちましたか?
はい いいえ

その他、ご意見はありますか?

送信 スキップする

ご協力ありがとうございました。

PageTop