YOURSTORY

スーパーポジティブ思考でまだ見ぬ未来を切り開く。

吉田 迅杜

経営学部 スポーツ経営学科 3年
2020年8月18日時点

scroll

サッカー人生にも  生きる学問を学びたい

岐阜協立大学サッカー部は東海学生リーグ1部に所属し、天皇杯出場やプロとして活躍する選手を輩出した実績もあるチームだ。吉田さんはサッカーの強豪校である福井県の北陸高校出身。恩師である高校時代のサッカー部監督の勧めもあって、岐阜協立大学にスポーツ特待生として入学した。

スポーツ経営学科に興味をもったことも入学の決め手だ。スポーツに関連して、ビジネスや教育、スポーツ科学など、幅広い分野を学べるのは面白いと感じた。
「これまで感覚的にやってきたスポーツを具体的な数字やデータを見て科学的に学ぶことができるので、視野が広がっていく感覚があります。スポーツ心理の講義では、選手が試合前の緊張とどう向き合えばいいかといった、実践に生かせる学びもあります」
吉田さんのモットーはその日学んだことは、その日のうちに消化すること。分からないことは放置せず、友人や先生に質問してその場で解決する。単位はここまで順調に取得し、3年次からは部活動に専念する時間を多く確保するつもりだ。

プレッシャーや逆境は、平常心ではねのける

部活動では昨年、天皇杯県予選決勝戦のピッチに立った。途中出場だったこともあって緊張したが、先輩たちから「いつも通りに」と声をかけてもらい、平常心でプレーできた。結果は対戦相手を2対0で破り、天皇杯出場が決まった。ただ、ここまでずっと順調だったわけではない。1年生のときはベンチ入りできず、トップチームからBチームに降格したこともあった。それでも腐らないのが吉田さんの強さだ。悔しさはあったが、トップチームでプレーすることだけがすべてではないと考えていた。与えられた場所で、ぶれずに淡々と練習に励むことで、トップチームに返り咲いた。

サッカー人生で始めてのポジション変更も経験した。これまでずっとサイドハーフだったが、当時ボランチの選手に故障が多く、代わりに入ったことがきっかけで、以降はボランチに転向することに。とまどいはあったが、前向きにとらえて挑戦したことで試合への出場回数は増えた。今では自分のよさを引き出してくれた監督に感謝しているという。

サッカー人生にも  生きる学問を学びたい

部活動を通して学ぶことは多い。自主性を重んじる監督は常に選手に投げかけをしてくれる。一方通行の指示ではなく、選手の意見やアイデアを取り入れて、自立したチームづくりを促す。 「やらされるサッカーではなく、自分たちで考えてやるサッカーができています。また、今のチームはいい意味で先輩後輩がなく仲がいい。部員は130名ほどいますが、僕たちの学年は9人と少なく、そのぶん先輩と行動を共にすることが多くあります。同世代の目線だけでなく、先輩たちが見ていること、考えていることを直接聞くことができて、新しい視点を吸収することができます」

3年生となり、卒業後のキャリアについて考えはじめている。
「まだ、将来の道を絞るつもりはないけど、今のうちからいろんな人の話しを聞いて、これからに生かしていきたい。先輩たちにも就職活動の相談にものってもらいながら、じっくり考えていこうと思います」
ポジティブ思考とスポンジのような吸収力で、これからの道を切り開いていく。

PageTop