学生生活

アスリートインタビュー

早瀬 昂正(はやせ こうせい)

1998年10月6日生まれ 岐阜県可児市出身。
地元の美濃加茂高校でボート競技を始める。慣れない競技だっただけにすぐ結果は出なかったが、ひたすら練習に励み高校2年生の時、インターハイに出場し準決勝まで進む。国体にも出場し7位入賞を果たした。現在、岐阜協立大学ボート部で活躍している。

Photo by 渡邊美穂

ボート競技を始めたきっかけは何ですか?

小学生の時はソフトボールクラブ、中学生の時はバスケットボール部といろいろなスポーツを経験しました。

ボート競技を知ったのは兄の影響があったからです。兄は美濃加茂高校のボート部に所属し、全国高校選抜大会で3位に入賞するなどの活躍をしていて、僕も興味本位で同じ高校に進学しボート部に入部しました。1年生の時は結果が出せなかったのですが、2年生からようやく実績を残せるようになりました。

なぜ岐阜協立大学に進学しましたか?

実家から近い場所でボート競技を継続したいと思って岐阜協立大学に進学しました。周囲からは、ボート競技が盛んで、高い実績を持つ関東の大学への進学も勧められましたが、岐阜協立大学ボート部を担当する大学職員の方が一生懸命に部員の面倒を見られている姿を見て、「ここなら大丈夫かな」という気持ちで進学しました。

ボート競技の魅力や活動内容を教えてください。

大学に進学後もボート競技を続けようと思ったのは、競技に魅力を感じるからです。社会人から学生まで、ボート競技に携わる選手は、みんなカッコよく見えます。また、競技人口が少ないので、頑張ったら頑張った分だけ結果が出て実績が残せるところが魅力です。興味本位で始めたボート競技でしたが、今ではオールを漕ぐのが癖になっている自分がいるのが不思議です。

クラブ活動は朝練から始まります。朝7時から1時間半くらいの筋力トレーニングをして大学の授業に出るのが日課です。練習メニューは監督から出されますが、もの足りないと思ったら自分で考えて追加練習しています。

実際に艇に乗って練習するのは授業のない水曜午後と土日だけです。漕いでいる時間が短いので、集中して練習しています。多い時だと30kmぐらい漕いでいます。

ボート競技で印象に残っていることは何ですか?

最も印象に残ったことは、大学1年次に大会で入賞できなかったため、がっかりした思いをしたことです。その影響から気分が落ち込んでしまい、練習に参加できない心理状態になってしまいました。“ボート競技は適当にやっておけばいい”と腐ってしまった時期がありましたが、このままでは自分がダメになると反省し、また練習を再開しました。競技に復帰してから粘り強く練習したおかげで、2年次の全日本軽量級選手権大会で8位、全日本新人選手権大会で6位に入賞することができました。復帰のきっかけになったのは、能力の高い後輩が入部してきて良い影響を与えてくれたからです。ボート競技はメンタルのスポーツなので、マイナス思考では結果が出ません。今では何事においても常に前向きに考えるように意識することができるようになりました。

大学での学びや進路について教えてください。

マーケティングや経済学の科目は、特に興味をもって学ぶことができたと思います。将来、直接マーケティングに携わる仕事に就くわけではないかもしれませんが、いずれ役に立つ学びだと思ったからです。分からないことや知りたいことは、授業の後に自分で調べながら勉強しています。スポーツと学問を両立させたいからです。好きなことや興味のあることは一生懸命やるので、良い成績の科目とそうでない科目の差が激しいのが課題です。

卒業後の進路は、営業職として活躍したいと考えています。営業職として活躍する父や兄の影響も大きいと思います。今は、兄が乗っている海外メーカーの車がかっこいいと思うので、ディーラーでインターンシップを受けて進路を早めに定めていきたいと考えています。

性格や趣味について教えてください。

性格は優しいけれども繊細すぎて“石橋を叩いて渡るタイプ”です。「今がチャンスじゃん」という時にも勢いが足りず行けない気質で、一歩引いてしまうタイプでもあります。正直、グイグイ行きたいところですが、周りの目をいつも気にしてしまいます。 特に趣味がないので、オフの日はひたすら寝たり部屋でゴロゴロしています。本当はやりたいことが山ほどあるんですが、非現実的だったり社会人になってからしかできなさそうなものばかりなので、今はそれに備えているところです。

今後の目標を教えてください。

全日本級の大会でメダルを取ることです。

ボート部は上下関係が少なく、部員同士フェアな関係で、元気のあるまとまりの良いチームです。ひたむきに真面目に練習すれば、いずれ結果が出ることをみんな信じています。

僕自身の目標は、結果を出してチームを牽引していく存在になりたいので、人一倍の努力が必要だと思います。3年次後期は練習に費やす時間を多く取れそうなので、自分を見つめ直し、自分を追い込んで目標を達成できるように頑張りたいです。

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