留学・国際交流

中国語研修

2018年度研修報告

海外語学研修について

経済学部 経済学科 北川 晴菜

  

 私たち4人は、9月3日から25日までの23日間、中国江西省の南昌市に位置する江西師範大学に研修のために滞在しました。
授業科目は中国語入門、中国語日常会話、中国語実践の3つです。日常会話と実践の担当の先生は、どちらもこの大学の日本語学科の学生で、授業は日本語と中国語を使って行われます。しかし中国語入門を担当する先生は、本来英語の先生で、日本語を話すことができません。そのため、英語を使って授業が行われました。この授業では、中国語と英語という2つの言語力が必要で、私たちにとって中国語はもちろん、英語力の無さも痛感することとなりましたが、いい経験にもなりました。
中国で中国語を勉強するということは、必要に迫られて勉強しているのと同じことで、故に日本で勉強するよりも勉強に身が入りました。また学習した内容はすぐに実践することができ、さらに中国人に教えてもらうことにより、より正確な発音や今風の言い回しなどといった、教科書だけでは学べないことについても学ぶことができました。

 授業は1日4コマ160分であったため、授業外での活動も研修の中ではいい経験になりました。初日から最終日まで毎日のように通った学内の食堂も、初日はシステムもメニューの内容もよくわからずに、連れてきてくれた先生と同じものを頼み、現金で支払い、食堂内で食べることしかできませんでした。しかし、授業で学習した言葉や、日本語学科の学生の話などを参考にして、中国人学生と同様に、支払いには学生カードを使用し、持ち帰りで注文して、涼しい自分の部屋で食べるようになりました。また、近くのショッピングモールに買い物に行ったりして過ごしました。
このような活発な行動を可能にしたのが中国のシェアサイクルです。シェアサイクルのメリットとして、気軽に利用でき、30分1元という安さと、乗り捨てることが可能であることが挙げられます。シェアサイクルを利用するには、中国のモバイル決済システムに登録するか、専用のアプリをダウンロードする必要があり、私たちは、モバイル決済システムに登録していなかったため、後者の方法を選択しました。宿泊していたホテルから授業が行われる建物や食堂、ショッピングモールなど様々な場所に容易に行くことが可能になりました。

 日本語学科の学生との交流も活発に行われ、毎週土曜日には、周辺の人気スポットに案内してもらいました。しかし、現地の学生も意外と「初めて行く場所」だったりすることが話していてわかりました。理由として、出身地が江西省ではないことや、普段寮で過ごしており外出することが少ないことが挙げられます。学外に行って彼、彼女たちと行動すると、いかにキャッシュレス化が進んでいるかがわかりました。料理を食べに行くと会計は割り勘になりますが、彼らはスマホで一人分の支払い額を出し、金額を集め、支払いを行うことで小銭のやり取りがなくスムーズに終わりました。しかし私たちは現金で払うことしかできないので、とても手間取りました。この時はキャッシュレス化の利便性を実感しました。しかし一方でキャッシュレス化が進んでも、まだ現金は必要な世の中だということもわかりました。例えば、地下鉄に乗るときはその地区で暮らしている人たちは、日本でいう定期券のようなものを持参していますが、そうでない人たちは現金でチケットを買わなければならないため、券売機の近くにある両替所には列ができていました。普段使わない分、使うときにとても苦労していることがわかりました。

 私は上海の友人に会いに行って上海と蘇州を案内してもらいました。彼女は今年の春まで岐阜経済大学に在学していた交換留学生で、現在は上海で暮らしています。上海でも蘇州でも宿泊したのは、学生がよく利用するというルームシェア型の部屋でした。一部屋に二段ベッドが3台くらい置かれていて、他の宿泊者と風呂やトイレが共用で、その分価格が安いため、若者がよく利用するようです。
上海も蘇州も観光地ですが、上海は国際都市らしく外国人観光客が多く、蘇州は世界遺産に指定されているため中国人観光客が多い場所でした。外国人観光客に対する配慮も地域で異なっていて、上海は外国人向けに英語表記がほとんどの店にありましたが、蘇州は観光名所にしかありませんでした。観光客に対する地元の住民の態度も違うのだと彼女は言っていました。同じ観光地とはいえ、この二つの地域の趣は異なっていて、それがとても興味深かったです。

 中国で過ごした3週間を振り返って、入国前と随分印象が変わりました。特に「日本人とは違ったやさしさ」を中国人が持っていることがとても印象深かったです。日本人は順序や決まりを守り、それを乱されることをよく思いませんが、一方中国人は順序や決まりを守らず自分のことを優先することも少なからずあります。しかしそれには必ず理由があり、周囲の人はその人のことを尊重するのだと、そのことにとても感動しました。

 今回の研修を終えて、中国に対するイメージが変わり、中国人との会話を通して日本の特徴を実感することができました。海外に出ることで、自分が今まで小さな国の常識に囚われたものの考え方をしていたことが実感できました。この経験は今後の役に立ち、今回の研修でつながることができた先生や友人と今後もよい関係を築いていきたいです。

 

2015年度研修報告

中国語学研修報告

経営学部スポーツ 経営学科 相撲 洸貴

中国語研修の様子1 中国語研修の様子2

 私は9月7日から26日までの約20日間、中国江西省南昌市にある、江西師範大学へ語学留学に行きました。私には中国の文化、外国の文化を肌で感じたいという強い想いがあり、今回、様々な経験をすることができました。

 最初は、授業も先生の話す言葉のすべてが中国語で、私は1週間先生が何を言っているのか分からず授業を受けていましたが、その後は何とかギリギリのレベルで勉強できていました。

 しかし、私がする中国語の勉強はほとんどクラスの中だけで、実は授業の時間以外はずっと英語を勉強していました。なぜなら、私のクラスメイトは母国語の他に英語が話せる生徒ばかりで、友達を作るには英語が使う必要があったからです。そこで、私は最初の1週間は毎日、夜の空いた時間に英語を勉強し、クラスメイトとコミュニケーションを取れるようにずっと練習していました。

 私のクラスメイトの中にフィオというマダガスカル人の男性がおり、彼は日本語を勉強した経験があったため、私の拙い英語と、日本語を交えて何とか会話ができました。そこで、私は毎日フィオと会話し、少しずつ英語でコミュニケーションが取れるようになっていきました。その中で他のクラスメイトとも英語で会話することに挑戦してき、1週間で夜の勉強がなくても会話に困らないようになりました。その中で、私は日本という国がどれほど外国人に人気があるのかを知りました。

 私はマダガスカルの首都を知りません。しかし、マダガスカル人は東京・大阪・京都の名前を知っています。私はインドネシアの挨拶を知りません。しかし、インドネシア人は私に「こんにちは」と挨拶してくれます。海外では日本文化が一般常識として知られており、特にアジアでは日本に対して憧れを持つ学生も少なくないといいます。それではなぜ日本の大学に留学せず中国にいるのか聞いてみると、一番の理由は日本での生活はお金がかかるからだといいます。

 私が中国国内で3週間生活するのに必要だった金額は、毎日外食でも約2万円でした。この金額は、留学生としてはとても生活しやすいです。生活品などの物価も安く、さらに奨学金制度も充実しているようで優秀な学生は学費免除、寮費免除だけでなく生活に必要なお金も大学や国から支給されるそうです。また、学食などで使うプリペイドカードにチャージされているお金も奨学金であったりするそうです。

 このような経験の中で私が一番考えていたことは、日本の生活水準についてです。私は今まで、日本の貧困問題を考えたことはありませんでした。私にとっては日本での一般的な生活があたりまえで、生きることが困難だと感じたこともありません。日本に貧困はないと思っていました。しかし、中国で生活することで日本に住む人の苦しさを理解できたと感じます。

 私が感じたのは、日本人は必要以上に高水準の生活を送らされているのではないかということです。高い生活水準を望み、それが可能であればいいですが、もっと水準が低ければゆとりのある生活をおくれる人も、周りと同じ水準を強要されギリギリの生活をさせられていることで生活が苦しくなるというのが貧困とつながるかもしれないと思います。

 この問題が解決するのはおそらく長い時間がかかりますが、解決するようなことがあれば世界各国の生徒が日本で学習することが可能になり、日本人学生もアルバイトなどせず学業に集中することができるようになると思います。

 最後に私が驚いたことは、帰国後様々な人から変わったと言われることです。何がどうなったかは相手も私も分かりませんが、今回の研修で私が成長できたことは確かなようです。この研修に参加できたことをとても幸運に思っていますし、サポートしていただいた多くの方に深く感謝したいと思います。

 

2011年度研修報告

上海での研修を通じて感じたこと

経済学部 経済学科 小林 憲史

中国語研修の様子1 中国語研修の様子2

私がこの語学研修に参加した理由は、様々な上海の顔を拝むためと、中国語の上達、友人との再会、そして実際に行かないとわからない上海独特の空気を感じたかったからです。休日には、一日ツアーとして古都・杭州や水郷古鎮・周庄へ行きました。そこには、水路が数多にも張り巡らされ、渡し船から望んだ山に囲まれた風景はとても風情がありました。

平日は、音読を中心とした授業がありました。
私は中国語の読み書きは得意でしたが、音読は苦手でした。訪中してしばらくの間は、メモ帳を駆使して文字と身振り手振りで対話をしていました。しかし、先生に発音が良いと褒められて、自信がついたので少しずつ苦手意識が薄まりました。実際に買い物でも、寮のおばさんとの会話も次第に楽しくなりました。

中国と日本の文化・習慣の違いで驚いたことは、売り手が道端に敷物を敷いて、商品を並べている風景を見たことです。スイカやブドウといった果物や傘、携帯電話に時計など、まるでバザーのように店が開かれていました。衣服や装飾品も並んでいて、若者がたくさん集まっていました。マナーやルールの意識の違いは、日本のそれしか知らなかった私に衝撃を与えました。しかし、中国人にとってそのような行為は普通のことであります。つまり、日本は日本、中国は中国、だと思います。
私は、日本人の持つ常識と言う尺度で中国の文化との差異を見出し、そして、優劣や善し悪しをつけていました。しかし、それは大きな間違いだと気付きました。
上海では、日本で出来た中国人の友人たちに会いに行きました。日本人向けの観光スポットや、ショッピングセンター、食事処に連れて行ってもらいました。

彼らとの連絡は、中国語で以って、メールやチャットを駆使して集合の日時などを相談しました。
彼らとの出会いは岐阜経済大学でした。一年間日本に滞在していた彼らと海外で再会できるなんて、夢にも思いませんでした。この再会を機に、これからもグローバルな交流を深めていきたいと強く思いました。

訪中してから考えていたことは、言葉や文化、習慣は違えども、それを無視したら皆、同じアジアの仲間、世界の友です。その差異の壁を取っ払って、友好関係を築き上げていくことが大事だと、私は強く思います。世界には、宗教の違いや考え方の違いによる紛争が絶えません。こんな世の中だからこそ、互いをわかりあうゆとりが必要だと思います。
この研修を通じて、さらなる飛躍の念が強くなっただけでなく、精神的にも強くなれたかと思います。
なので、皆様も少しでもやる気や興味のある方は、ぜひこの機会に自分を変える旅に出ましょう。

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