地域実践教育
実践的な体験学習で、学ぶ面白さを実感!
「地域実践教育」とは、教室での理論的な学びと地域での体験的な学びを組み合わせた教育手法のこと。講義で学んだ知識を元に地域へ飛び出し、そこで課題を発見し、解決策を考え、解決のために実際に行動します。そしてその経験をまた教室で理論的に考察。この“理論” と“実践” を繰り返す経験が社会人となったとき、さまざまな場面で役立ちます。
大学発のベンチャー企業のきっかけは、課外活動でした。
平田 美歩 株式会社量子情報 代表取締役(2009年度 卒業生)
ソフトピア共同研究室の活動において、今まで社会で実現が困難であったことを、ITツールを活用することによって、実現できる喜びを知りました。この経験から、人に寄り添うITサービスの提供を行うため、大学発のベンチャー企業を設立致しました。
制度を活かした経験が生かされる
協立大の地域実践教育
経済学部
公共政策学科
川合 諒(マイスター倶楽部代表)
公共政策学科
川合 諒(マイスター倶楽部代表)
- 印象に残った体験は?
- 納涼レストランという、商店街の青年会と協力して開催する夏の一大イベントです。自分が初めてマイスター倶楽部に携わった活動ですし、何よりまちと学生の一体感を直に感じることができました。
- 活動前と活動後、自分がどう変わった?
- 大学での成長にはいくつかの要因があるんですけど、その中でもマイスター倶楽部では、グループでの活動や企画発表を通して、「人前で自分の意見を述べるスキル」がアップしたと感じています。
- 講義と地域での実践的な学びが、どうつながった?
- 「人前で自分の意見を述べるスキル」に関して言えば、講義にてグループで研究発表する際は、パワーポイントの作成など積極的に行えるようになりました。また、講義の中で学んだ知識が、活動の中で資料として使える機会が増えました。
経済学部
経済学科
松本 萌(ボランティアラーニングセンター代表)
経済学科
松本 萌(ボランティアラーニングセンター代表)
- 印象に残った体験は?
- ぎふ清流国体の障がい者スポーツボランティアに参加したことです。普段接することのない方々との関わりや、スポーツの楽しさを通じ、専門分野(福祉)を学ぶ大きなきっかけとなりました。
- 活動前と活動後、自分がどう変わった?
- 施設関係者や社会福祉協議会、地域の方々との繋がりができたこと、また、多分野のボランティアに参加することで、幅広い知識を学ばせていただくことができました。今後も「人との関わり」を大切にし、自分を磨いていきたいと思います。
- 講義と地域での実践的な学びが、どうつながった?
- 私は普段、福祉科目のコースを受講し、学習しています。ボランティアを通じて実際に福祉の現場を見てみると、相手の為にボランティアをするだけではなく、講義で学習した内容を見て、聞いて、体感することができます。そういった意味で、ボランティアは己を高めていく、自分にとっての大きな財産として今後も続けていきたいと思います。また、これを糧に、社会福祉士を目指し、学習に取り組んでいきます。
経営学部
情報メディア学科
永井 拓登(ソフトピア共同研究室代表)
情報メディア学科
永井 拓登(ソフトピア共同研究室代表)
- 印象に残った体験は?
- 研究室では、産官学のプロジェクトとして地域に貢献できる研究をしており、研究内容を報告する機会があります。私も何度か発表することがあったのですが、その中でも情報処理学会での発表が一番印象に残っています。
- 活動前と活動後、自分がどう変わった?
- 自分が目指したいものを見つける事ができたと思います。以前までは自分の将来像についてはっきりしていませんでしたが、活動を通してプログラミングの楽しさを知り、現在は、プログラマーを目指して勉強しています。
- 講義と地域での実践的な学びが、どうつながった?
- 大学や地域の企業との連携のもとで、様々な活動を行いました。講義だけではなく実践的な学習を通して、知識、技術ともに成長できたと感じています。
経営学部
スポーツ経営学科
西村 麻衣(平成27年度滋賀県教員採用試験合格!)
スポーツ経営学科
西村 麻衣(平成27年度滋賀県教員採用試験合格!)
- 印象に残った体験は?
- 体育授業サポーターとして、実際の教育現場で生徒たちと関われたことです。
- 活動前と活動後、自分がどう変わった?
- いかに、生徒の目線に立って話すこと、聴くことが重要であるかわかりました。
- 講義と地域での実践的な学びが、どうつながった?
- 教えるということは、頭で考えているよりもずっと難しいものだけれど、生徒たちの表情や言葉は机上での学習では得られないものでした。また、自分が教師としてどのような授業がしたいかを考えるきっかけにもなりました。
髙橋 利行 地域連携担当副学長(経済学部教授)
少子高齢化が進展する中、我が国においては、いまだ経験のしたことのない困難な課題が目前に山積されています。その課題を解決するのは、これからの社会を支えていく若者たちをおいて他にありません。本学においては、「地域に有為な人材を養成する」ことを教育目的とし、本学の有する人的・物的資源を最大限に生かし、「主体的に・学び・行動することができる若者・学生」を育成するよう「地域実践教育」に努めていきます。